アフマディーネジャード氏の文化政策(男女の隔離)に関して シャルグ紙
2005年06月20日付 Sharq 紙

6月20日付シャルグ紙2面

アフマディーネジャード氏の文化政策に関して
男女の隔離は若者を信用していないということではない

IRNA:第7国会の原理主義政党のメンバーであるアフマド・ボゾルギヤーン氏はアフマディーネジャード氏の文化に関する政策を支持し、「公共の場や教育現場における男女隔離の政策は、若者を信用していないことが理由ではなく、互いの保護のためである」と述べた。

ボゾルギヤーン氏はサブズヴァール地区選出の国会議員で、国会の記者団の会見で、決選投票に臨むことになったアフマディーネジャード大統領候補の文化政策に関する声明を発表し、次のように説明した。「アフマディーネジャード氏がテヘラン市長として実行したことや、テヘラン市役所の文化、芸術担当機関との関係は、国内の開かれた文化的雰囲気に目を向けると同時に、イスラーム的価値や文化の革命的価値観を遵守することを重要視することを証明している。」

ボゾルギヤーン代議士は、(アフマディーネジャード氏が)テヘラン市長として一番始めに着手したことは国の文化会館などの施設の活動を規制することだった点についての質問に対して、「文化会館が革命的価値観を否定するプロパガンダの拠点となってはならない」と述べた。続けて、「文化施設は多様な考え方や思想に従事しなくてはならない。このような施設は革命的文化や価値を広める場所に生まれ変わらなければならない。」と説明した。第7議会の原理主義政党メンバーであるボゾルギヤーン氏は、アフマディーネジャード氏がテヘラン市長時代に一番始めに行った措置のもう一つが、エレベーターの男女別利用だった点に関して、この政策を大統領に就任してから、他の地域にも拡大するのかどうかという質問には、次のように答えた。「この問題はあなたにとって困難を生じることだろうか?目下、とくに日本のような先進諸国では公共交通機関における(男女分離の)措置がとられ、政策の一つとして認知され、有効だと見なされている。」ボゾルギヤーン氏は続けて、「教育や学問の現場で男女が別々であれば、男女混合よりももっと発展するということが証明されている」と述べた。

ボゾルギヤーン氏は特に、アフマディーネジャードが市長として町の中心となる広場に殉教者を埋葬するという事業に取り組んだことについて、以下のように述べた。「この議論は殉教者たちへの恩返しだ。殉教者は忍耐や勇気、勇敢さのシンボルである。町の広場に彼らを埋葬すれば。理想や価値を若い世代にも伝承することができる。」サブズヴァール選出のボゾルギヤーン議員はさらに説明を続け、「これは若者たちに対する一つの原理主義的教育、及び手本を示すことにつながる」と述べた。

ボゾルギヤーン氏はさらに続けて、「アフマディーネジャード氏の得票数のうちの90%は30代以下の、革命の価値を信じる人々によるものである。」「アフマディーネジャード氏は若い世代に的を絞り、投票した若者たちはこのような政策を歓迎している」と説明した。記者の「そのような政策によって、社会の中の若者を覆い隠すことと、服装の色彩に関する多様性の要求がぶつかるのではないか」という質問に対して、「イスラームには色彩についての規制は存在しない。誰も明るい色彩に反対してはいない。しかし、どんな環境においても、服装や色彩、文学や文化にはひとつの種類が要求されるのが普通だ。」とした。

ラーリージャーニー候補陣営のメンバーは、アフマディーネジャードへと票が動いた理由を、ガーリーバーフ陣営とラーリージャーニー陣営の方針転換のためとみなした。アフマド・ボゾルギヤーン氏はアフマディーネジャード陣営に票が動いた理由を次のように話した。「選挙前の月曜日に、ガーリーバーフとラーリージャーニー陣営が突然方針を転換した。そのためにアフマディーネジャードに票が移った」。彼は、方針の変更が起こったことについて、「内輪である分析を行い、アフマディーネジャード支持という意向があった」と表明した。ボゾルギヤーン氏は「その分析は誰かからの勧めがあったか?」という記者からの質問に対して、「なかった。事情があってそれについての説明は選挙後に委ねる。」と述べた。

原理主義政党のひとつであるラーリージャーニー陣営も「なぜより多くの得票数があったガーリーバーフ陣営に流れる方向にならなかったのか」という質問に対し次のように説明した。「世論調査によれば、浮動票がガーリーバーフに流れる可能性があった。しかし原理主義の陣営はまた別の問題にも直面していた」。原理主義党派のこのメンバーは、原理主義陣営の崩壊計画について明かし、次のように述べた。「原理主義陣営の崩壊計画は、形成中の段階で、原理主義陣営の枠組みの外部にいる人間が、陣営の崩壊を狙って計画されたものだが、露見して実らなかった。」

彼は「我々は、他の候補者陣営の一部が、この計画を操作していたことに気付いていた。従って、原理主義陣営はこの問題を重要視し、決断を下した。」と表明した。サブズヴァール選出のボゾルギヤーン第7議会議員は、金曜礼拝導師らや神学生たちのアフマディーネジャード支持について、次のように強調した。「金曜礼拝導師らは取り込んだが、彼らは 隠れた票を持っていた。しかし、若い神学生のグループがアフマディーネジャード支持を呼びかけた」


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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:292 )