イラン国営放送による新たな候補者宣伝合戦が開始 ハムシャフリー紙
2005年06月21日付 Hamshahri 紙

 選挙が二段階に分けられたことで、大統領候補者によるイラン国営放送での新たな宣伝合戦が始まった。

 イラン国営放送の政治部副部長は昨日、「今日ホルダード月31日(※)、マフムード・アフマディネジャードがテレビ第2チャンネル特別ニュース番組のインタビューに登場し、彼の後に水曜ティール月1日(※)、第九期大統領選挙のもう一人の候補者、ハーシェミー・ラフサンジャーニーがこの番組で司会者の質問に答えることになっている」と発表した。

 テレビ第2チャンネル特別ニュース番組のインタビューは22時30分のニュースの後、テレビで放送される。

 テレビによる候補者宣伝の第二戦の開始に伴い、候補者の宣伝用フィルムの特選集が45分間放送される予定である。またイラン国営放送は、二人の候補者に330分(5時間半)間の宣伝時間を割り当てることになっている。

 また、今日から第九期大統領選挙の候補者の宣伝が、イラン国営放送の3つのチャンネルで放送される予定となっている。イラン国営放送の選挙管理本部長は、「第1チャンネルは2つの60分番組で、第3チャンネルは2つの45分番組で、候補者作成による特選フィルムをそれぞれ放送する」と発表した。

 イラン国営放送の選挙管理本部長は、イラン・イスラーム共和国ラジオの番組について、「おそらく、全チャンネルのうち一つは、特に全国ネットで、テレビ番組の内容を繰り返すことになるだろう」と語った。イラン国営放送の発表によると、合計でおよそ330分の大統領選挙に参戦する二人の候補者のための宣伝番組が予定されているとのことである。

 また、キャマール・タブリーズィー、ラスール・サドル・アーメリー(ともにハーシェミー・ラフサンジャーニーの宣伝フィルム監督)とジャヴァード・シャムガドリー(アフマディーネジャードの宣伝フィルム監督)は、45分間の宣伝フィルムを新たに用意する任を負っている。

※ホルダード月31日は6月21日(火)、ティール月1日は6月22日(水)に相当する。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:300 )