【経済部】週休が始まる前の市場取引最終日であった昨日、原油価格は上昇傾向が続き、59ドル台まで上がり、一バレルあたりのニューヨーク市場の価格が一時60ドルに達した後、〔終わり値〕59.42ドルで取引された。
本紙記者の報告では、需要に対する供給不足への懸念が世界の原油市場を混乱させており、一部原油取引関係者はもはや売り手がいない状態であると強調した。
そのため、来週以降も価格上昇が続くとの見方が強まっている。
アメリカ市場における石油関連製品への需要を満たすには同国の原油精製能力が十分ではないことや、世界の需要が増加し続けていること、特に顕著な中国の輸入増(先月(西暦)、一日あたり246万バレルを輸入し、昨年同月比で8.2%の輸入増であった)が、原油価格が上昇し続けるのではないかとの見方を強めさせている。
原油市場の現在の動向は、石油の生産・販売を行う大多数の企業の欧米株式市場における株価下落につながっている。その一方で、石油関連企業の株価は、ここ二年間の上昇傾向を続けている。
他方、サウジアラビアのアリー・アル=ナイーミー石油相は、同国は原油増産の用意がある旨表明したが、精製所の能力不足のために、〔精油の〕供給を増やすことはできないと強調した。
現地の新聞はこちらから
( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:317 )