ラフアト・バヤート:アフマディネジャードは国民の票を政治利用すべきではない シャルグ紙
2005年06月28日付 Sharq 紙

6月28日付シャルグ紙7面

【ISNA】ラフアト・バヤート〔注:第7議会の女性議員。今回の大統領選挙にも立候補したが、護憲評議会によって資格不認定とされた〕は、アフマディネジャードに対し、国民のメッセージを裏切ることがないよう、また彼女が言うところの、ときに第7議会を政治ゲームへと導いているとされる動き(このことで、結果的に彼女は、第二回投票でアフマディーネジャード支持へと傾かざるを得なかったという)に関わることのないよう、期待を表明した。彼女は大統領選挙の結果は三つの重要なメッセージを伝えていると指摘した上で、「第一回、第二回、いずれの投票においても、可能な限り多くの国民による参加があったことは、人々の考え方や心中にイスラーム革命の価値が深く根づいていることを示すものであり、それは敵や反対者の望みを最小限にとどめ、党派主義や過激主義に対して解放の矢を放つものでもあった」と説明した。続けて、「もしモイーン氏とラーリージャーニー氏が個人的に一人で選挙戦に臨んでいたなら、より多くの、そしてより透明性の高い票を獲得しえたであろうことは間違いあるまい。しかし、彼らによる組織的な票集めは両組織の掲げる思想に対する一種の国民投票としての性格を帯びたものであった」と述べた。彼女は、党派に偏ることのない独立した一大統領と政府を国民と社会は切実に必要としており、またそれに関心を抱いているということが選挙の三つ目のメッセージであったと述べながら、「この必要性は議会選挙においても見受けられたが、次第に独立性と非党派性は疎んぜられるようになり、薄汚れたものとなってしまった」と続けた。ザンジャーン選出議員のバヤート氏は、アフマディネジャードに対し、〔彼を支持した〕人々の票の独立性と非党派性を政治的なけがれに委ねるべきではない、なぜなら政治的なけがれは全ての経済的な腐敗、堕落、既得利権による不労蓄財などの諸悪の根源だからだ」と勧告した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:339 )