国会、政府に対して核燃料生産を義務付け
2005年05月22日付 Sharq 紙

2005年5月22日 シャルグ紙

国会、政府に対して核燃料生産を義務付け

イラン国会は、日曜日、公開の本会議において、絶対多数をもって、核の平和利用技術及び核燃料サイクルの獲得〔を政府に義務づける〕法案を、《アメリカに死を》、《アッラーは偉大なり》の掛け声と共に可決した。

イラン国営通信(IRNA)によれば、同法案は、2万メガワットの原子力発電にとって必要な核燃料を生産することを目的として、可決されたものである。EU3カ国とアメリカ合衆国は、軍事転用の可能性のある核燃料サイクルをイランが獲得することに対して、強く反対しており、核燃料を輸入するようイランに対して求めている。

この法案にしたがえば、専門的な人材の育成に関する政策は、何よりも科学研究技術省及び原子力庁による核技術の研究を優先して立案され、閣議で了承されることになる。

可決された同法によれば、イラン・イスラーム共和国政府は、核不拡散条約(NPT)と国際法の枠組みにもとづき、識者、研究者、国内外の設備を活用し、NPT条約締結国に対する国際原子力機関及び原子力技術利用国による義務の履行を追及することで、2万メガワットの原子力発電用に核燃料サイクルを準備するなど、原子力の平和利用のための技術を活用する義務を負うことになる。

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( 翻訳者:北川晃久 )
( 記事ID:15 )