テロで爆破された在イスタンブル・イギリス総領事館で「修復完了のパーティ」(Milliyet紙)
2005年05月30日付 Milliyet 紙
2003年11月20日にイスタンブルを襲ったテロ攻撃で大きな被害を受けたイギリス総領事館のベイオールにある建物ペラハウスは、復興完了の後、昨晩豪華な舞踏会を主催した。その晩に得られた収入で、攻撃で亡くなった領事館員たちの子供にイギリスでの言語教育が保障されるであろう。
このテロでペラハウスにいた総領事ロジャー・ショートを含む10人が亡くなり、総領事館の建物も被害を受けた。補修工事が続く一方、チャールズ皇太子が去年の10月に建物の公式の開館を行った。
補修が終わったのを受けて、イギリス親善大使のピーター・ウェストマコットとその妻スーザンが舞踏会を催した。舞踏会にはトルコ実業家協会(TÜSİAD)の会長オメル・サバンジュや公正発展党国会議員のエゲメン・バウシュ、イギリスのイスタンブル領事館のバーバラ・ハイを含む国内外の招待客が参加した。
テロで亡くなった人々の子供のために催されたオークションで、絨毯や金のキーホルダー、イズニック陶器、F1のゴールドチケット、チャールズ皇太子の写真などが売りに出された。オークションで40,000ユーロの収入が得られた。100ユーロで売られた招待状で得られた収入は、12人の子供たちのために設立される基金に加えられるだろう。オメル・コチやセラハッティン・ベヤズットをはじめとする招待客たちがオークションに売りに出された品々を買った。リバプールの選手たちのサイン入りユニフォームは10,000ユーロでオメル・コチのものになった。
<最初の舞踏会は1855年>
ペラハウスで1855年のクリスマスに初めて舞踏会が行われたのだが、そのときの招待客にはフローレンス・ナイチンゲールもいた。他の舞踏会はといえば、それから90年後に、第二次世界大戦の終焉を祝うために行われた。
現地の新聞はこちらから
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:日南田桃子 )
( 記事ID:88 )