ハッジャーリヤーン氏発言「英雄アクバルは死なず」 シャルグ紙
2005年07月05日付 Sharq 紙

7月5日(火)シャルグ紙政治面

【イラン労働通信(ILNA)】イラン・イスラーム参加戦線の幹部サイード・ハッジャーリヤーン氏は「なぜ私がここにいて、ギャンジー氏が獄中にいるのかということは、実に驚くべきことだ。彼の裁判で第一級の罪に問われていたのは私なのだ」と発言した。

 ハッジャーリヤーン氏は、自身の発言に「英雄アクバル〔・ギャンジー〕は死なず」とのタイトルを強調した上で、「ギャンジー氏はベルリン訪問と、現地での発言が原因で有罪とされたのではない。あのような発言くらいなら、先日の選挙期間中にも右派候補者の口から激烈な調子で繰り返されていたからだ。むしろ《ソブヘ・エムルーズ》紙に掲載された彼のコラムが原因だったのだ」と述べた。

 彼はさらに次のようにつけ加えた。「当該新聞の所有者で発行責任者だったのは、私であった。故に、私の新聞においてコラムを発表した著者のギャンジー氏ではなく、私が拘留されるべきなのである。仮に何か犯罪が起こったのであれば、それは本質的に発行責任者の責任であり、イランでは基本的に記事を書いた人物を訴追することはできない」。

 ハッジャーリヤーン氏は、ギャンジー氏の《共和主義マニフェスト》〔注:先の大統領選挙に関して、ギャンジー氏が獄中より選挙ボイコットを呼びかけたことを指している〕においても強調されていたギャンジー氏との思想上の相違を指摘して、「この違いは、今に始まったことではない。《ソブヘ・エムルーズ》紙を発行していた時も、我々は思想的違いを有していた。新聞は様々な思想活動に対して広範な領域を提供するものであったので、私もこの民主主義の根本を受け入れていた。『国民の権利を知る』ためには、新聞内部の民主主義を可能な限り遵守していく必要がある」と表明した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中西悠喜 )
( 記事ID:419 )