ゴンバデ・ソルターニーイェが世界遺産に ハムシャフリー紙
2005年07月16日付 Hamshahri 紙

【文化科学部】ユネスコ世界遺産委員会は、ダーバンで開かれた第29回会議で、イラン側の提案を承認し、ゴンバデ・ソルターニーイェが世界遺産に登録されることになった。

 ザンジャーン州の歴史的建造物であるゴンバデ・ソルターニーイェは、世界最大級のレンガ製ドームの一つで、イルハン朝期の建築の傑作として知られている。

 700年以上前に建てられたこの歴史的建造物は、レンガとタイルによる装飾が施されており、イスラーム期に特有の建築物の一つに数えられている。

 すでに〔イランでは〕、ペルセポリス、チョガーザンビール、タフテ・ソレイマーン、ナクシェ・ジャハーン広場〔イスファハーンのイマーム広場〕、パーサールガード〔パサルガダエ〕、バムの歴史的・文化的景観の6つの歴史文化遺産が、ユネスコ世界遺産リストに登録されている。また、すでに世界129カ国から750以上の歴史遺産と自然遺産が、ユネスコ世界遺産リストに登録されている。

 そのうち、550以上が文化遺産に、140以上が自然遺産に、そして20以上が文化・自然複合遺産に数えられている。世界178カ国が加盟する1973年ユネスコ世界遺産条約は、もっとも大きな国際条約のひとつであり、世界の文化自然遺産の保護を目的として設立されたものである。

 この条約の施行は世界遺産委員会が負っており、同委員会は6年の任期で世界21カ国の代表者から構成されている。今年の世界遺産委員会の会議は、南アフリカのダーバンで、ティール月19日〔7月10日〕から一週間の日程で開催されていた。

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( 翻訳者:河西 高志 )
( 記事ID:469 )