第14代テヘラン市長選出に関する最新の動向 シャルグ紙
2005年07月15日付 Sharq 紙

【シャルグ・オンライン】テヘラン市議会メンバーによる非公開会合の回数が増えていることが、たとえテヘラン市政の舵取りを引き受ける人物が一名に絞り込まれつつあることの証明であるに違いないとしても、伝えられた情報によると、これらの協議は依然として、特定の結論が得られぬまま、現在も継続されているようだ。15名のテヘラン市議会議員による数多くの会議の内容について漏れ伝えられているところによると、現在まで一人の候補者も市議会議員から絶対多数の票を得ることに成功した者はいない。

 市議会議員たちは、前テヘラン市長の第9期イラン大統領選出が決まってから20日以上経った現在も、依然候補者の初期選定作業をしている段階である。いまだに誰一人として、「都市運営の包括的な」計画を示すよう、要求された者はいない。しかしこの状況下で、今後数日内に新たな候補者が増えなければ、今週半ばにも市長選出会議で、名前の挙がった候補者10名を対象に絞り込み作業が行われることになるだろう、と言われている。

 マダド測量機構長官、メフディー・ヌーリヤーン気象庁長官兼世界気象機構第一補佐官、ハーシェミー・テヘラン市地域行政担当副市長、サイーディーキヤー元農業ジハード相、ブールブール・テヘラン市議会議員、シャリーアットマダーリー・テヘラン市議会議員、サアディールー・テヘラン市長代理、モハンマド・ジャヴァード・モハンマディーザーデ・テヘラン市役所社会サービス担当副市長、モハンマド=アリー・アーバーディー・テヘラン市技術開発担当副市長などが、テヘラン市長の座を射止める可能性のある面々である。

 とはいえ、未確認情報を加味すれば、これらの面々のうち一部はすでに除外された言うことも可能だ。あるテヘラン市議会議員はシャルグ紙とのインタビューで、これらの候補者がいることを認めた上で、ここ数日中にも協議がより本格的になるだろうと語った。

 マフムード・アフマディーネジャードは、過去25ヶ月間テヘラン市長として務めてきた経歴から、自らの後任に関していくつかの提案をしたといわれている。この話が正しいとすれば、そして一部の国の政府当局筋による市政への介入についての噂が正しいとすれば、マフムード・アフマディーネジャードに近い考え方の指導者がテヘラン市に生まれることになるだろう。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:474 )