ロンドン・テロ事件に関しエルドアン首相「文明に対する攻撃」と非難(Milliyet紙)
2005年07月08日付 Milliyet 紙
文明に対する攻撃
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ロンドンで起こったテロについて、全人類と文明に対する攻撃だと述べた。首相は、「もともとテロの目的とは、人々の注目を引くこと、そしてプロパガンダを継続的に行うことだ。」と述べ、「政治家として我々は利用されてはならない。」と言った。米国アイダホ州におけるサン・バレー会議で行われた講演のなかでエルドアン首相は、グローバル・テロリズムに対して結束を固める必要性をこれまでも訴えてきたことを振り返り、「我々の悲しみはとても大きい。この悲しみに国や故郷の違い、国境は存在しないこと、そして皆が一致団結しなければならないことを強く訴えてきた。テロには原因があり、その原因の結果としてテロが起こる。テロの原因を取り除くことが重要だと考える。」と述べた。また、情報機関が互いに協力し、入手情報を決められた共同利用組織に蓄積する必要性を訴えた。
アブドゥッラー・ギュル外務大臣は、ロンドンでのテロ攻撃をトルコ政府として強く非難すると述べた。そして、この攻撃が再度示したことは、テロに対して、二国間または多国間体制をとり、ゆるぎなくそして力強い連携を築いて闘はなければならない、ということだと指摘した。
■イランとシリアからも非難声明
イランとシリアは、ロンドンでのテロ攻撃に対して非難声明を発表した。イラン外務省のハミド・ルザー・アセフィ報道官は、「イギリス人に死傷者を出したテロ攻撃および、暴力に訴えた行為」を非難すると声明を出した。シリアのバッシャール・アサド大統領も、ブレア首相に向けたメッセージのなかで、シリア国民を代表してこの「酷い攻撃」を激しく非難すると述べ、遺族とイギリス国民に追悼の意を表した。
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( 翻訳者:山雄起 )
( 記事ID:403 )