トルコの加盟「最短で2014年」明言を含むEU委員会重要文書、来週発表(Milliyet紙)
2005年06月25日付 Milliyet 紙
欧州委員会は、トルコとのEU加盟交渉の枠組みを示した文書を6月29日に公表する。来週水曜日に加盟25カ国により内容が確定した後、評議会に提出される。文書では、財政的な理由により加盟の2014年以前の加盟実現は不可能であることが明記される見込み。
文書は、2004年12月17日の決定をもとに作成される予定。外交筋は、欧州委員会から評議会へ送られる段階では、トルコ政府を懸念させるような要素は含まれていないとしている。
この件についてある上級の外交官は「トルコが望むことは、文書の内容が2004年12月17日の決定から逸脱しないことだ。我々はクロアチアに示された交渉の枠組みと同じ内容の文書を期待している。文書の最終案をまとめるEU評議会は紛糾するだろう」と語った。原案にあった「アルメニア国境が開かれること」のような具体的な事項が盛り込まれる可能性は低いと見られている。
EU評議会で加盟国が協議を行い、7月もしくは9月には最終案が出される見通し。
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( 翻訳者:藤巻晋也 )
( 記事ID:301 )