北キプロスで12モスク建設-トルコからの今年の援助の内容発表される(Milliyet紙)
2005年07月05日付 Milliyet 紙

トルコ政府は、北キプロスで12の新モスク建設のために計350万YTLを充当することを決めた。担当者は、モスクに建て直された教会がギリシャ系住民に引き渡されると伝えられたことがモスクの需要を増大させたと述べた。

同政府は、北キプロスへの今年の財政支援草案の中に、12の新モスク建設費用として計350万YTLを計上した。現在173のモスクがある北キプロスで、新しいモスクの建設要求が北キプロス当局からあったと伝えられる一方、モスク建設の決定後、アナンプランに「モスクに建て直された教会がギリシャ系住民側に引き渡される」条項が整えられたことが明らかになった。
北キプロスで宗教に関する事務を統括するワクフ庁のメフメト・カナン支部長は「村々の住民から政府に出されるモスク建設の要求が評価された。この要求はトルコ助成委員会との会合で取り上げられた」と述べた。

トルコのアイダン・カラハン在北キプロス大使は、北キプロスでのモスク建設は今に始まったことではないと述べ、次のように語った。「1974年以降、我々の同胞は礼拝を、教会をモスクに変えながら行ってきた。アナンプランに以前教会であったモスクが返還されることが議題に上ったことで、トルコに一種の“サイン”が送られた。住民らはモスクを望み始めた。計算上ではモスク建設は、教会の近代化よりもより経済的だ。すべてのモスクは村に建設されるだろう」。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:384 )