アイドゥン県知事「クシャダス・ミニバス爆破事件の捜査は継続中」(Milliyet紙)
2005年07月17日付 Milliyet 紙

■捜査は継続中
アイドゥン県のムスタファ・マライ知事は、昨日のミニバス爆破事件で5人が死亡、13人が重軽傷を負ったことに言及し、爆発で命を落としたクシャダス出身のデニズ・トゥトゥムさんの遺体を明日地元で土葬することや、アイルランド国籍のタナ・ワーレンさんの遺体が自国に送られること、負傷者の治療が続いていることを述べた。

クシャダスの郡長、軍警察司令官、情報局長と同郡で話し合ったことを明らかにしたマライ知事は、次のように述べた:
「新しい情報はほとんどない。爆発事件に関する捜査は続いている。容疑者の特定を急いでいるが、逮捕された者はいない。英国の在トルコ大使館の職員も情報を収集するためクシャダス入りした。クシャダスとイズミルの病院で治療を受けている負傷者を見舞い、健康状態を確認するつもりだ」。マライ知事は、爆発物についてのレポートはまだ手元に来ていないと付け加えた。

■バスに黒いリボン
一方、同郡で市町村内の便を運行するミニバスの運転手は、バスの車体に黒いリボンとトルコの国旗を掲げた。クシャダスとカドゥンラルを結ぶ航路で働いていたジェマル・ウチャルさんの運転する09 M 3527のナンバープレートのミニバスで爆弾が爆発した結果、2人の観光客を含む5人が死亡し、13人が負傷した事件のあと、クシャダスは普段の生活に戻った。
同郡では多くの事務所に国旗が掲げられた。爆発で負傷したウチャルさんの同僚のミニバスの運転手たちは、今日一日黒いリボンとトルコの国旗をバスの車体に掲げて攻撃に抗議した。
爆破されたミニバスの残骸が残っていた場所に、テロを恨むメッセージを書いた黒い花輪を残した市民らは、犠牲者の1人の遺留品であるYシャツの上に短いメモを残し、署名して、抗議の意を示した。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:462 )