F1エキシビションの下では遠泳大会 ボスフォラス海峡横断レース(Radikal紙)
2005年07月17日付 Radikal 紙

今日のイスタンブルは、ボスフォラス海峡の上も下も慌しい。橋の上ではF1グランプリのエキシビション走行が行われ、海上では、「ボスフォラス2005」のアジア側―ヨーロッパ側横断レースのスイム、カヌー、ヨットの各競技が行われる。

イスタンブル発

トルコ・オリンピック協会主催で、今年で第17回を数える「ボスフォラス2005」の国際アジア側―ヨーロッパ側横断レースのスイム、カヌー、ヨット競技と、国内の上位20位までの有力スイマーが参加するスィナン・エルデム杯が、いよいよ今日ボスフォラス海峡で開催される。サムソン電子がスポンサーを務める同大会本部によれば、スイム部門の競技エントリーは400名であるが、安全上の問題からそれ以上のエントリーについては出場許可が下りなかったという。男子部門で12、女子部門で9、合計21のカテゴリーに分けられたスイム・レースでは、男子351名、女子49名が覇を競う。アメリカ(男子4名、女子1名)、ルーマニア(男子3名、女子6名)、ブルガリア(男子4名、女子1名)、リビア(男子3名)、モルドヴァ(男子2名)、北キブロス・トルコ共和国(男子2名、女子1名)、スイス(女子1名)、カナダ、グルジア(各男子1名)をはじめとして総勢30名の海外スイマーも参加する。

■ボスフォラス海峡は通行止め

スイマーの安全を考慮して競技中海上は通行止めになるが、37隻の大型船、ボート、小型艇が競技運営に当たる。競技はカンルジャ桟橋を10時にスタート、海峡の中間折り返し点までマルマラ海に向かって泳ぎ、折り返し後、クルチェシュメのジェミル・トプズル公園にゴールする。大会記録はハカン・エスキオール(イスタンブル)の持つ39分30秒22である。
運営本部内には、スイム部門にキュルシャド・トゥズメン国務大臣も招かれている。過去この大会に参加しスポーツマンとしても知られるトゥズメン大臣は、もし自身が泳げばトップでゴールすると語った。大会本部は、今年初めて、今は亡きスィナン・エルデム元トルコ・オリンピック協会会長の名を冠したカップ戦を同時開催する。「スィナン・エルデム杯」として行われる大会では、トルコ国内の有力スイマーから選ばれた女子5名、男子15名の総勢20名が、同じコースで相争う。スィナン・エルデム杯は400名が参加するメインレースに先んじてスタートの笛が吹かれる。
大会に1998年から加わったカヌー、ヨットの各競技は今年も実施される。アルナヴトキョイ埠頭沖をスタートするカヌー部門は少年男子の部Aではペア4組、軽量級男子の部ではシングル8名、混合一般の部ではペア4組、重量級男子の部Aではシングル8名がエントリーし各カテゴリーで競う。ヨット競技は、ヨット部門のほか、公開競技としてドラゴンボート部門が行われ、カナディルリ・ブルヌをスタートする。


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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:466 )