無認可コーラン学校の今後(Milliyet紙)
2005年07月01日付 Milliyet 紙

1.無許可コーランコース論争の経緯
法案が委員会に提出され、許可なくコーランコースを開設した者へ刑罰を軽減する法改正が話題にあがった。共和人民党がこの法改正に反発し、公正発展党にとっては後戻りした状態となったが、公正発展党の提案が通り、法案に条項が一つ追加されることとなった。共和人民党は無許可コーランコースの開設者に対して刑罰を軽減することは、非合法のコーランコースやヒズブッラーのような動きを助長することになると主張した。その後セゼル大統領は法の改正を拒否したが、改正法はその前夜に再び総会で承認されていた。

2.法は何をもたらすか
許可なくコーランコースを開設した者に対する刑罰が、’半年以上3年以下’から’3ヶ月以上1年以下’という形で変更され、閉鎖命令までもが廃止となった。

3.セゼル大統領法改正拒否の理由
セゼル大統領は‘これは共和国建国の哲学や現代的で科学的な教育の理解に抵触する’と警告した。

4.共和人民党は何を求め、公正発展党は何を述べたのか
共和人民党は国家管理下にない非合法コースに刑罰なしのまま放置しないことを求めた。一方、公正発展党員はコーランを学ぶことが誰にとっても害にはならないと述べた。

5.コーランコースは管理下から抜け出したのか
コーランコースには如何なる刑罰も残っていないと言われており、共和人民党の法律家は非常に危険な時代の幕開けだと指摘している。罰金を支払うコーランコースは休講させないという可能性もある。


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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:356 )