議会でセクハラ発言-女性議員は猛反発(Milliyet紙)
2005年06月27日付 Milliyet 紙
ハタイ出身の正道党議員メフメト・エラスランは、ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)の委員選出に関する憲法改定を支持する共和人民党を「公正発展党と寝たのではないか」と非難した。これを受けてトルコ大国民議会本部では、激しい論争が起こり、女性議員の反感を買った。アイドゥン県選出の公正発展党セミハ・オユシュ議員は「正道党の議員は一瞬自分を見失ったと思った。彼の口から出た言葉は私の耳に入らなかった。」と述べた。
『女性たちには自制心がある』
セミハ・オユシュは次のように述べた。
「じつはその場にいたので残念ながら(その言葉を)聞かざるを得なかった。願わくは、二度とこのようなことが起こりませんように。公正発展党と行動を共にしたということで共和人民党を批判はできる。しかし、この事をもっと節度ある言葉で言い表すことができただろうに。我々の文学にはすばらしく豊かな表現があるのだから。」
イズミル出身の共和人民党議員ジャナン・アルトマンは、(先日)トルコ大国民議会議長ビュレント・アルンチがメディアの前である新聞記者に非礼なことを言い、議員たちに悪い手本となった出来事を思い起こさせた。そして「悪態をつくのは、言うべきことがないからだ。」と述べた。
アルトマンは次のように続けた。
「人はいつも自分をコントロールしていなければならない。女性はより簡単に自分を制御することが出来る。行動特質の面で、女性の方がすぐれているのはこの点だ。私たち女性は、口から出る言葉を心から言っているのであり、上っ面だけで言っているのではない。」
『子供たちは見ている』
論争が起こったときその場にいなかったことを述べたアンカラ出身の公正発展党議員レムジエ・オズトプラクは、悪態をつくことは正しくないと思うと述べ「この答弁は7千万の人々がテレビで見ている。演壇にあがっている議員達も、テレビの前の女性視聴者のことを考えるべきだ。」と述べた。オズトプラクは「子供達は偉い人たち、とくに政治家をお手本にしているのだから。」と述べた。
選挙監視のためにブルガリアに出張中だったアンカラ出身の共和人民党議員ビルゲハンは「とてもひどい言葉だ。私はその場にいなくて良かったと思う。」と述べた。
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( 翻訳者:坂泉穂 )
( 記事ID:319 )