EU加盟交渉責任者ババジャン「チーム編成し各国にトルコの見解伝える」(Milliyet紙)
2005年08月12日付 Milliyet 紙
アリ・ババジャン国務大臣兼EU加盟交渉責任者は、EU各国の首都へトルコの見解を伝える外遊を始めたと明らかにした。ババジャンは、7月29日に調印した関税同盟合意議定書がトルコ大国民議会の通常議会で取り上げられることを明らかにし、批准手続きは10月3日以降になるだろうと示唆した。
■ 「全く障害はない」
10月3日にEUと交渉を始めるかどうかということに関するNTV[訳注:トルコのテレビ局]の質問に対し、ババジャンは、「技術的にも法的にも10月3日の会談には何の障害もない。政治的には、35の議題のなかで、3度ずつ25カ国が「イエス」ということが必要とされる」と述べた。ババジャンは、信頼の原則と条約遵守の精神に基いて12月17日にキプロス共和国も含めた25カ国がトルコと10月3日に加盟交渉開始するという方向でEUが決定したこと、また、6月のサミットでもこの決定が再度強調されたことを想起させ、「我々は、10月3日に加盟交渉が開始されると信じている」と語った。
「それなのに、アンカラに留まっていよう、なんて言いませんよ」と語るババジャンは、チームを編成しEU諸国の首都でトルコの見解を伝える外遊を昨日始めたと明らかにした。ババジャンは、合意議定書、発表や加盟交渉プロセスに対するトルコの見解をチームが説明するだろうと語った。
■ オッリ・レーンと家族ぐるみのつきあい
ババジャンは、フィンランド訪問に関わる質問に対して、「主に休暇が目的だった。EU拡大責任者の欧州委員会のオッリ・レーン氏と2日間過ごした。仕事の話もしたし家族ぐるみで会ったりした」と答えた。
ババジャンは、EUと結んだ追加議定書がトルコ大国民議会の通常議会で取り上げられると明らかにし、批准手続きは10月3日以降になるだろうと示唆した。
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( 翻訳者:澤村華奈 )
( 記事ID:664 )