サウジのテュルキー・アル・ファイサル王子一家がボドルムでバカンス:ミュージシャンらも同行(Milliyet紙)
2005年08月10日付 Milliyet 紙

先週逝去したサウジアラビアのファハド国王の兄弟、テュルキー・アル・ファイサル王子が家族とともにボドルムでバカンスを過ごしている。王子は、子供4人、ボディーガード15人、アドバイザー8人、そして20人のミュージシャンとともにトルコを訪れた。

ボドルムのリクソスホテルは世界でも有数の大金持ちの家族を迎えている。先週逝去したサウジアラビアのファハド国王の兄弟で情報省の元長官であるテュルキー・アル・ファイサル王子は、昨晩6時55分に特別機でミラス・ボドルム空港に降り立った。この旅行には1人の息子、3人の娘、20人のミュージシャン、15人のボディーガード、8人のアドバイザーも帯同している。
ファイサル王子の飛行機が到着する前に、空港に出迎えに行ったミラス郡長で空港の文民司令官であるフルスィ・ドアン氏は、アラブ側の警護要員と警備体制について長時間話し合った。

■「記者がいたら引き返す」

アラブ側の警護部隊長は、ドアン郡長に対し「警備上の対策を講じなければならない。新聞記者が空港に張り付いていたり、写真を撮るなら、飛行機は上空でサウジアラビアへ引き返すだろう。外交上の軋轢は生みたくない。そのためにも対策を講じてほしい」と述べた。一瞬、“警備上の危機”が生じたが、記者を締め出すという提案は拒否された。
記者陣が重要人物の前から離れずにいると、飛行機から降りたファイサル王子は飛行場内で待機していた民間会社のミニバスに乗って裏口から密かに空港を出た。

■服を着替えた

飛行機から降りた時は洋服や現代風のアクセサリー、サングラスなどをしていた王子の娘たちは、空港のVIPルームで服を着替え、ベール姿で待機していたミニバスに乗った。ベールの下のジーンズとスポーツシューズが人目を引いた。王子一家が休暇のために持参した約70個のスーツケースは2つのバスに分けて運ばれた。

■一晩3万7千500ドル

ファイサル王子一家は、ボドルムのトルバ湾に面したリクソスホテルの、一泊7千500ドルのプール付ヴィラを5つ予約した。安全上の理由により王子がその内のどれに滞在しているかは秘密だという。

■入江にテント

ファイサル王子一家はボドルムの楽園のような入江の1つであるゼイティンリカフベにある、松林に囲まれたリクソスホテルのヴィラでくつろぎながら初日の大半の時間を過ごした。一家のためにホテルのある入江には特別に、日差しを遮るモダンなテントが立てられた。一家が全長45メートルの「ムーンスター」という名の船で遊覧航行に出ることが明らかになった。
一方でリクソスホテルに詰めている警護団は、ボドルム-ミラス間の道路脇に車を止めて入江を眺めている人を警備上の理由で退去させた。

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( 翻訳者:山 雄起 )
( 記事ID:634 )