ローザンヌ講和条約82周年記念式典で(Milliyet紙)
2005年07月25日付 Milliyet 紙

 バイカル氏は、ローザンヌ講和条約82年記念式典で、「近代的、世俗的、そして独立した国家というアイデンティティに対する脅威と威嚇は残念ながら存続している」と話した。

 共和人民党党首デニズ・バイカルは、「近代的、世俗的、そして独立した国家というアイデンティティに対する脅威と威嚇は、残念ながら共和国建国当時と同様に存在している」と話した。
 共和人民党はローザンヌ講和条約82年記念式典のためにアタテュルク廟へデモ行進を行った。獅子の道を「トルコよローザンヌ講和条約の守り手となれ」というプラカードとトルコ国旗を手にデモ行進の列はアタテュルクの霊廟に到着した。
 バイカル氏は表敬後、党幹部や国会議員らとともに国民誓約塔に来て、アタテュルク廟特別ノートに以下のように書いた。
 「偉大なるアタテュルク、そして親愛なるわが党首よ。一独立国家として、自らの故郷で生きるという私たちの権利を認めなかった者たちに、この権利を受け入れさせてから82年が経過しようとしています。
 独立した、近代的な、世俗的な共和国として、世界における私たちの地位を向上させようという努力を着実に進めています。近代的な、世俗的な、そして独立した国家というアイデンティティに対しての脅威と威嚇が、残念ながら共和国建国当時と同様に存在しています。脅威と威嚇は存在しているのです。しかし、私たちもいます。」

■「私たちは孤独にはしない」
 「私たちはあなたが国民へ与えた信条から力を得ています。近代的で、世俗的で、独立したトルコ共和国は存在し続けるでしょう。この信条を、そしてあなたへの愛を表すために、何百万もの共和人民党を支持する人々が私たちとともにいます。私たちはいつもあなたのそばにい続けます。あなたを独りにはさせません。」
 その後、ローザンヌ講和条約にトルコを代表して署名した第2代大統領イスメト・イノニュの墓碑に立ち寄り、花輪を供え表敬した。

■10周年行進曲が歌われた
 障害をもつ人々も含めた何千もの老若男女が、手に手にトルコ国旗や、アタテュルクやイノニュの写真を持ってアタテュルクの霊廟を訪れた。団体でアタテュルク廟を訪問した国民は、アタテュルク廟を立ち去る際に10周年行進曲を歌っていた。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岩根 )
( 記事ID:513 )