閣僚会議でテロについて議論(Milliyet紙)
2005年08月23日付 Milliyet 紙

エルドアン首相は、知識人との会談や、その後に行ったディヤルバクル訪問についての感想を閣僚会議で発表した。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、知識人との会談とそれに続くディヤルバクル訪問、および(東南部での)問題を“クルド問題”と呼ぶことで生じた政局について、昨日の閣僚会議で言及した。
国家安全保障評議会(MGK)の開催を前に、テロ問題について協議した会議で、エルドアン首相は知識人との会談やディヤルバクル訪問の感想を述べた。
“クルド問題”発言後の論争について触れたエルドアン首相は、「クルド問題」と「テロ問題」は別の問題であるとした。閣僚たちは、野党をはじめ、テロ問題でのエルドアン首相の発言に対し起こった反発について取り上げた。閣議では、有効期限が9月まで延長されたテロ対策法の改訂についても話し合われた。

■「まずテロを拒否すること!」

政府のジェミル・チチェキ報道官は閣議後に行った会見で、(レイラ・ザナと旧民主党(DEP)の元国会議員らが中心となり発足した)民主社会運動(DTH)のメンバーである旧民主党議員が求める「テロ終結のための政府の取り組み」に対し返答をした。
チチェキ氏は「テロに対して“でも”とか“しかし”などと言い訳をする者がこの国や政府に対して何かを望んではいけない。誰かが何かを言うとしても、その前に「我々はテロに反対します」と言わなくてはならない。まずそう言ってから、その他の望みを口にすべきだ」と話した。
また同氏はエルドアン首相のクルド問題発言を批判する野党にも「野党は亡霊の影を引きずっている」と応酬した。

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( 翻訳者:井上 さやか )
( 記事ID:729 )