ドイツでもスカーフのせいで仕事をクビに(Milliyet紙)
2005年08月23日付 Milliyet 紙
ドイツのバーデンーウェルテムベルグ県エベルスバッハ市の幼稚園に勤務するトルコ人女性、ヌライ・アルオズ(30)は、スカーフを着用したがったことを理由に仕事を失った。
エベルスバッハ市市長エドガー・ウォルフは、ドイツ国籍を持つアルオズが1993年に幼稚園で仕事を始めた頃にスカーフを着用していなかったこと、この8年間に重病の娘の看病のために休みをとったことなどを述べた。さらに、アルオズが仕事に復帰した今日、職場にスカーフ姿で現れた事と、この姿で働きたいと言ったことを明らかにした。
中立性の原則に従い、幼稚園では政治的また宗教的な象徴を身につけることを禁止していることから、ウォルフはスカーフの着用を望むアルオズに辞任書を送ることを明らかにした。
今回の市の対応が誤解されないないように、エベルスバッハ市では何度も共生のための事業が行われたことを主張するウォルフは、「トルコ移民の皆さんと一緒によくトルコドイツ友好会を開いています。モスクではオープンデーもやっています。異文化共生は我々にとってとても重要です。」と話した。
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( 翻訳者:池田 慈 )
( 記事ID:735 )