エルドアン首相からの電話に一般市民はびっくり(Milliyet紙)
2005年08月30日付 Milliyet 紙

首相が電話をかけた相手の国民は、「エルドアン首相ですって?まさか、からかっているんでしょう?」と驚きを見せた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、新たな活動を開始した。国民の意向を把握するため毎日3人の国民に電話をかけているのだ。しかしエルドアン首相は、話した相手に電話をかけているのが首相自身であると信じてもらうのに苦労している。
首相は、イスタンブル市長時代にも市民に電話をかけていた。今でも封書や口頭で問題を訴えてくる国民と電話で話をしている。
側近からの情報によれば、エルドアン首相とある国民の間で次の様な会話が交わされた:
首相:「私はレジェプ・タイイプ・エルドアンです」。
国民:「エルドアン首相ですか?」
首相:「そうです。首相のレジェプ・タイイプ・エルドアンです。」
国民:「信じられません。こんなことありえません!どうしてありえるでしょう?」
首相:「あなたのおっしゃる問題を調査しました。解決のために必要な指示を出すつもりです」。
国民:「まさか!首相は私たちに電話なんてかけませんよ。こんなこと思いもよりません。からかっているんでしょう?」
首相:「からかってなどいません。私は首相です。関係する大臣に必要な指示を出します。他にお困りのことはありますか?私たちの政策にはご満足でしょうか?」
国民:「ありがとうございます」。

■携帯電話の番号を教えた

2004年7月のフランス訪問で、道路で立往生しているという国民からの知らせに対し、エルドアン首相は自分の携帯電話の番号を教えて次のように話した:「ここに運輸大臣がおりますので、彼の携帯電話番号をお伝えします。それともう1つ番号をお教えしましょう。これは特別な電話です。大臣が出ない場合は、この電話につながります」。
エルドアン首相の0533 748 32 54番の携帯電話は、のちに首相府の特別担当者が応対するようになった。

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( 翻訳者:倉本 さをり )
( 記事ID:770 )