ヴァン湖岸に不法占拠の別荘(Milliyet紙)
2005年09月02日付 Milliyet 紙

ヴァン文化観光局長は、ヴァン湖岸に多くの不法占拠の別荘が建設されていることを示し、「(不法占拠者たちは)金網をはって国有地を私物化している。」と発言した。〔訳者注:ヴァン湖はトルコ東部に位置する国内最大の湖〕

ヴァン文化観光局のイッゼト・キュテュクオール局長は、ヴァン湖岸にある多くの別荘が、湖岸保護条例に従って湖岸から最低100メートルの距離をおいて建設されなければならないところ、湖岸すれすれに建設されていることを指摘し、「さらにそれらのほとんどは下水施設をもたないため、汚水がヴァン湖へ垂れ流しになっているのです。」と反発した。
キュテュクオール局長は、5万リラ(YTL)から10万リラという価格で販売されている別荘のほとんどが不法に建設されていることを強く主張し、こう言った。「湖岸一帯は国有財産であり、そして国民の共有財産です。個人の所有地としての土地登記は不可能です。」
同氏は、ヴァン市役所の管轄エリア外にある村々では、文化観光局、ならびに環境森林局、そして農業局からの許可に加え、公共事業・住宅供給局から許可書を取得しなければならないと注意を促し、次のように述べた。

■砂浜が占領されている
「別荘のある湖岸は、金網で囲まれ私物化されています。国民が国有地を占拠することは違法です。これを止めるためには、全ての関係局が一緒に行動する必要があります。」
公共事業・住宅供給省ヴァン郡支部長のブルハン・エレズ氏は、湖岸すれすれに立っている多くの別荘が数年前に許可を得ないまま建設されたことを認めつつも、最近の建造物は湖岸保護条例に沿って建設されたと弁解した。


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( 翻訳者:山下 王世 )
( 記事ID:791 )