トルコ加盟へ欧州委員会の力強い支援(Milliyet紙)
2005年08月29日付 Milliyet 紙
レーンは、トルコに対して加盟交渉開始前にギリシャ人承認を求める要求を出すことは、新たな条件を提示することになると述べた。
欧州委員会拡大担当委員オッリ・レーンは、ヨーロッパ連合(EU)が来月、トルコとの加盟交渉開始問題について合意に達することを確信していると明らかにした。
■「トルコの改革を促進」
オッリ・レーンは、フィンランド紙“Helsingin Sanomat”に対するコメントで、欧州委員会が加盟交渉開始に関し、9月には任務にとりかかることになると確信していると明らかにした。
レーンは、加盟交渉開始がトルコの改革実行を促進し、ヨーロッパへ向けてさらに押し出すであろうと語った。
■最後の障害も乗り越えられた
キプロスのギリシャ地区が承認される必要があるとの主張に関しても欧州委員会委員オッリ・レーンは、それを取り上げようとする要求を拒否し、こうした要求は“追加条件となってしまう”と語った。また、トルコの関税同盟拡大をもって、加盟交渉への最後の障害も乗り越えられたと述べた。
委員会の調査で、トルコは加盟交渉開始に向けた基本的な二つの条件を満たしたと述べるレーンは、関税同盟を拡大したことで、トルコは25カ国体制のヨーロッパ連合の存在を認めたことになると主張した。
現地の新聞はこちらから
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:倉本 さをり )
( 記事ID:766 )