ドイツ在住のトルコ人、帰国を望む声が増加(Milliyet紙)
2005年09月01日付 Milliyet 紙
ドイツで生活しているトルコ人のうち、トルコへ戻りたいと考えている人は32%だった。この割合は、2000年に比べて10ポイント高いものとなった。
ドイツで生活しているトルコ人のうち祖国へ戻りたいと考えている人が増加したことが明らかになった。トルコ研究センター(TAM)代表のファルク・シェン教授は、ドイツでの経済の悪化とトルコでの前向きな変化がこの傾向を増加させたと主張した。
シェン教授は、ドイツでトルコ人移民が最も多く暮らすノルトライン・ヴェストファーレン州で、1999年からこれまでトルコ移民の生活条件を調べたことを述べた。シェン教授は、実施されたアンケートの結果、トルコ移民のうち祖国へ戻りたいと考えている人が32%であったこと、そしてこの割合は、去年に比べ3ポイント、2000年に比べて10ポイント上がったことを明らかにした。
増加の最も重要な原因がドイツ経済におけるマイナスの傾向であると述べたシェン教授は、次のように話した。「2000年にドイツで『経済状態は良好だ』と回答した人の割合は20パーセントだった一方、2004年には2,5%にまで減少した。ドイツの全体的な経済状態を『悪い』と認識している人は81%を超えた。」
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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:779 )