アンカラのエセンボア空港に新ターミナル完成(Radikal紙)
2006年10月12日付 Radikal 紙
国内線と国際線のターミナルが同時に建設されたアンカラのエセンボア空港には、2億5000万ユーロ(日本円で約371億8400万円)の投資が行われた。TAV社が運営する同空港は、総利用者数が1000万人を突破する見込み。
TAV空港会社は、アンカラのエセンボア空港の国内線と国際線のターミナルを予定より1年と1日早く完成させ、明日営業を開始する。建設に際し2億5000万ユーロの投資が行われたアンカラ・エセンボア空港の国内線と国際線ターミナルは、明日エルドアン首相によって営業開始が告げられる。
TAV社実行委員会委員長サニ・シェネルは次のように話した。
「TAV空港会社として“10年間で10ターミナル”という目標に向かってきた。その中でこの空港の完成は重要な事業の成功として位置づけられる。EU加盟候補国の首都に、そして交通に全く新しい息を吹き込むエセンボア空港国内線国際線ターミナルは、明日営業を開始し、飛行機の発着も開始する。アンカラが首都になって83年。このような素晴らしい空港を贈ることが出来てとても幸せだ」
■15年間の経営
TAV空港会社によって15年8ヶ月間運営されるエセンボア空港では、トルコで初めの計画が実行されている。空港では国内線と国際線のターミナルが同じ場所に作られ、利用者はすぐにターミナルを見つけることが出来る。これにより利用者が国内線から国際線に乗り換える際の混乱がなくなる。
独創的な建築デザインにより、簡単にアクセスできどこからでもすべてを見渡せる両ターミナルは、完成予定日より1年と1日早く完成し営業を開始する。BOT方式(*注)が採られた空港の建設には、延べ1万7500人が関わった。
BOT方式(*注):民間業者が自らの資金で対象施設を建設し、維持管理・運営を行い、事業終了後に所有権を公共へ移転する形式のこと。
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( 翻訳者:住永千裕 )
( 記事ID:3686 )