スタットオイル、アメリカで1800万ドルの罰金を科せられる ハムシャフリー紙
2006年10月16日付 Hamshahri 紙

2006年10月16日付ハムシャフリー紙

【経済部】ノルウェーの石油会社スタットオイルは、アメリカ証券取引委員会の規則に従い、同証券取引所からの追放を免れるために、イランでの石油契約に参加する目的で違法に贈賄を行ったことを認めた。

 フィナンシャル・タイムズの報道によると、このことにより、アメリカ司法機関が同社に対して有罪を認定した二つの裁判は、同社がアメリカ司法当局に対して行った協力を理由に、終結することとなった。

 司法合意により、スタットオイル社は2100万ドルの罰金を科されたが、同社はノルウェーにおいて、4年前すでに300万ドルの罰金を支払っていることから、アメリカ司法機関に支払われる罰金額は1800万ドルに減額されている。

 ノルウェーでの訴えによると、スタットオイル社は4年前、イランでの石油契約に絡み、ノートン社〔Horton Investment社のことだと思われる〕に贈賄を行ったとして、起訴された。その後、同国での司法調査を経て、裁判はすでに終結している。

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注:この事件は2003年に表面化したもので、2004年6月に行われたノルウェーでの裁判によると、スタットオイル社はイランでの石油関連の契約を維持するために、Horton Investment社に1520万ドルを支払い、イランの石油・ガス業界に影響力を行使しようとしたとされる。

 Horton Investment社の裏には、ラフサンジャーニー元大統領の息子メフディー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーがいたとも言われたが、彼は石油契約を左右できるような立場にはなく、また1500万ドルでは大きな影響力を行使することは難しいともされ、実際裁判では、同社の贈賄によってイランとの石油契約に影響を与えたとの証拠は見つからなかった。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3737 )