断食しない警官に日中の食事サービス実施(Milliyet紙)
2006年10月04日付 Milliyet 紙
警察で勤務している4千人のうち断食をしない職員はわずか17人しかいないため、食堂は閉鎖された。警察はその17人が食事をできるように詰所で特別に食事サービスを行った。
警察庁は、勤務している4,200人のうち断食をしない職員が17人しかいないため、食堂を一ヶ月間閉鎖した。
警察庁社会事業部部長は、ラマザンで断食をしない職員のためのチケット制の昼食サービスを今年も引き続き実施した。全部署に配布された、社会事業部部長オズカン・エルギン名義の公式通達で以下のように述べられた。
「職員の希望に従い、ラマザン期間中、食堂では2006年9月25日よりチケット制の昼食サービスを行うことを検討中である。食堂を利用したいと考えている職員の人数を各部署ごとに2006年9月20日までに社会事業部部長まで報告するように。」
「中央官舎」として使用されている6つの建物には30余りの部署があり、約4,200人の職員が勤務している。面談の結果、食事サービスを希望した職員はこのうちわずか17人だった。人数は社会事業部部長へ公式に報告された。社会事業部は、この人数では経費があまりに高くつくため、食事は提供しないと発表した。
■臨時バスの派遣
警察は、断食しない17人のためにディキメンにある警察職員詰所で食事サービスを始めた。断食を行わない職員は、ウィークデイは毎日12時半に健康事業部前から出発する20人乗りのミニバスで警察署へ出向き昼食をとる。
断食をしない警察職員に関し、昨年とられた同様の措置がトルコ大国民議会で問題となった。警官の氏名が問われたことが原因で、「情報開示」要求が議論された。
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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
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