トルコの汚職率は世界第4位?(Milliyet紙)
2006年10月04日付 Milliyet 紙

 トランスペアレンシー・インターナショナル(汚職・腐敗防止のために活動する国際的NGO)によれば、贈賄行為を行う国の1位はインドで、中国、ロシアが続いた。

 ベルリンに本部を構えるトランスペアレンシー・インターナショナルによる本日(4日)発表予定の調査によれば、トルコは贈収賄の多さで上位を占めている。
 トランスペアレンシー・インターナショナルの2006年贈賄指数では、トルコは海外でビジネスをするために贈賄を行う国で4位になった。1位はインド、2位に中国、3位にはロシアが続いた。
 前回の調査は2002年で、今年トルコは初めて調査に含まれた。これによれば、贈賄が最も少ない国はスイス、続いてスウェーデン、オーストラリアであった。
 世界輸出の82%を占める、トルコを含めた30カ国のイメージを調査するアンケートでは、125カ国の私企業の幹部11,232人に対して次のような質問が設けられた:
 「あなたが選んだ国の企業は、どの程度、簿外の追加支払いや贈賄をしていると思いますか?」この質問にアンケートの回答者は1点から7点までの点数を付け、これが指数に換算される。「贈賄行為はまったくない」場合の指数は10、「よく贈賄行為が行われる」場合の指数は1となる。

■贈賄行為が行われない国はない
 最も贈賄を行う国は、インド(4.62)で、中国(4.94)、ロシア(5.16)、そしてトルコ(5.23)が続いた。調査によれば、海外でビジネスをするために贈賄行為を行わない国はない。トルコは2005年腐敗認識指数で159カ国中65位であった。


■最も贈賄行為を行わない国はスイス
国(贈賄指数)

スイス(7.81)
スウェーデン(7.62)
オーストラリア(7.59)
カナダ(7.46)
イギリス(7.39)
ドイツ(7.34)
オランダ(7.28)
ベルギー(7.22)
アメリカ合衆国(7.22)
日本(7.10)
シンガポール(6.78)
スペイン(6.63)
アラブ首長国連邦(6.62)
フランス(6.50)
ポルトガル(6.47)
メキシコ(6.45)
香港(6.01)
イスラエル(6.01)
イタリア(5.94)
韓国(5.83)
サウジアラビア(5.75)
ブラジル(5.65)
南アフリカ(5.61)
マレーシア(5.59)
台湾(5.41)
トルコ(5.23)
ロシア(5.16)
中国(4.94)
インド(4.62)

(贈賄指数の低い順)

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:3631 )