トルコ兵も任務にあたるレバノン南部で放射線検出か
2006年11月10日付 Hurriyet 紙

イタリア国営放送RAI(Radio Televisione Italiana)は、トルコ平和維持部隊が駐留するレバノン南部ヒアムで放射線が検出されたと報じた。現地で取材にあたるRAI通信員フラビアーノ・マセラ氏によれば、イスラエルが投じたバンカー・バスター爆弾による放射線反応が見られた土壌からサンプルが採取され、二人のレバノン人物理学者アリ・クバイッシとイブラヒム・ラチディがイギリスのハーウェル核研究所で分析を行った。マセラ氏は、10のサンプルのうち2つに放射線反応があったと話した。

■4回にわたる分析

RAI通信員マセラ氏が本紙に語ったところでは、同氏は一人で現地に赴き、11月2日にイギリス海洋学研究所が行った2回目の分析でも爆弾に多量に含まれたウラニウム反応が検出された。マセラ氏は、現地から持ち帰った土壌をイタリアのフェラッラにある土壌学研究所で分析し、同じ結果が得られたことも明らかにした。また、最後にミラノの核物理学研究所で初の分析を行ったことも話した。
戦地報道も行うRAIの通信員でもあるフラビアーノ・マセラ氏は、イスラエル軍がこうした爆弾の使用を否定するのにもかかわらず、科学的分析はその反対を示しているとし、「国連は活動地を徹底的に調査せねばならない。我々が持っているビデオ映像を忠告と受け取ってほしい。」と話した。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:3871 )