チョルムで幼児虐待、殺人・遺体遺棄事件発覚(Radikal紙)
2006年11月12日付 Radikal 紙

メテハンは2歳半だった。戸籍登録すらされていなかった。彼の母親と暮らしていた男は、いたずらをしたといってはメテハンを情け容赦なく虐待した。母親と恋人のその男は、昏睡状態にあったメテハンを病院に連れて行かないで、車中に、そしてその後は締め切った部屋に放置し彼が死ぬのを待っていた。メテハンの存在は、近所の人たちの知らせで明らかとなった。警察が捜査しなければ、母親と男はメテハンを埋めてしまい、この殺人に誰も気付くことはなかっただろう。

■病院につれていかないで、彼らは食事をしていた。

チョルム警察のイフサン・アクユズ副署長が、10日に書面で明らかにした中でメテハンの死は以下のように説明された。「11月8日にある男が義理の息子を虐待したとの通報があった。このため、女と男を拘束した。2人はメテハンを放置した場所を言わなかったため、徹底的な調査を行なった。義理の父のイスマイル・ジェイランは同日、メテハンを虐待し椅子の上に投げつけ、さらにメテハンの頭を床にたたきつけたことが明らかになった。ジェイランと、メテハンの母親であるムアズゼズ・カラアスランはその日の夜、友人のI.S.さん宅を訪れたようだ。そしてメテハンを下の階の寒い部屋に残し、自分たちは上の階へ上がり食事をしたようだ。そして夜遅く子供が亡くなったことに気づいた。イスマイル・ジェイランは、メテハンの死体を昼まで車の後部座席に放置し、その後村の墓場へ運んだが、人がいたので後日死体を埋めようと木の生い茂る場所へ放置した。」

義理の父であるイスマイル・ジェイラン(22歳)とムアズゼズ・カラアスラン(21歳)は逮捕され、留置所へ入れられた。メテハンの葬式は、実の父親であるセダト・カラ(24歳)に託された。カラは、メテハンをオスマンジュック郡イェシイェン村に埋葬した。


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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:3884 )