著名な歴史学者バーナード・ルイスの受賞を在米アルメニア人団体が非難(Yeni Safak紙)
2006年11月25日付 Yeni Safak 紙

トルコによるアルメニア人虐殺説は虚偽であるという意見を主張する著名な歴史学者、バーナード・ルイスに、今年アメリカの「国家人文科学賞」が与えられた。

授賞式にはジョージ・W・ブッシュ大統領とローラ夫人も臨席したが、この受賞は全米の離散アルメニア人らを立腹させた。アルメニア人諸団体は、インターネットにメッセージを流し、著名な歴史学者に賞が与えられたことを非難した。ルイス氏は、研究を始めた初めの数年間は虐殺説を擁護していたが、研究の後、虐殺はなかったとの見解を持ち始めた。同氏は1995年6月21日にフランスのル・モンド紙に声明を発表し、アルメニア人虐殺はなかったという意見を押し通した。これを受けてフランス法曹界は、この著名な歴史家に、象徴的な意味で1フランの賠償金支払いを命じている。


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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:3972 )