トルコは不人気・・・世界36カ国人気投票 (Radikal紙)
2006年11月26日付 Radikal 紙

世界規模で2万6千人に行われたアンケートによれば、36カ国の中でイスラエルがもっとも悪いイメージを持たれており、トルコも下から2番目となった。基準は、対象国が「観光」「輸出」「国民性」「政治」「文化」「投資」の分野でどのように認識されているかということである。

アンホルト・ナショナル・ブランド・インデックスが米Global Market Insite(GMI)のため行った調査では、世界の中で最もネガティブなイメージを持たれている国がイスラエルであった一方、トルコもその次にランク付けされた。世界規模でインターネット上の25,903人の消費者に対して行われた調査では、今日までに35カ国に関する質問がなされた。2006年第3四半期で初めて、イスラエルに関しても調査が行われた。

アメリカ、ドイツ、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、イギリス、中国、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、インドネシア、フランス、南アフリカ、韓国、インド、オランダ、アイルランド、イタリア、スペイン、スウェーデン、スイス、日本、カナダ、エジプト、ハンガリー、マレーシア、メキシコ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、トルコ及びニュージランドで行われた調査では、これらの国々がお互いを、そしてイスラエルをどのように認識しているかについてのランクが発表され、「国のブランド」レベルが明らかになった。
ランクの中で最下位となったイスラエルは、質問項目の最初にあった「観光」、そして「輸出」、「国民性」、「政治」、「文化・遺産」、「投資・移住」についても他の国々からかなり後退した。イスラエルが最も訪問したくない国となり、またイスラエル人は最もホスピタリティーの無い人々として認識された。

■アメリカは冷たい、ロシアは温かい

本当に驚いたことは、イスラエルと同盟関係にあるアメリカでも人々はイスラエルについて、良いイメージを持っていないということである。アメリカ人は国際的な安全と平和についての項目で中国を最下位にした一方、イスラエルも中国のひとつ上にした。イスラエルに最も良いポイントをつけた国はロシアであったが、ロシア人は科学技術への貢献についての項目で12番目に、平和と安全については20番目にイスラエルをランク付けした。ロシア人は、イスラエルを自然の美しさという項目のみ最下位にした。

調査をおこなったサイモン・アンホルト氏は、「イスラエルのブランド」が今回のランク付けにおいて、今日まで調査に参加した人々の中で最もネガティブなイメージを持たれていることを明らかにした。ある国の政治が、ある人の、その国についての考え方を形成するすべての要素に影響すると話すアンホルト氏は、イメージを不変なものとして上手く変化させたい国は態度を変えることが必要であり、イメージとは作り上げられるものではなく、正当に獲得されるものなのだと強調した。



Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:3976 )