トルコに関する恥ずべき統計結果 -児童ポルノの検索数第一位(Hurriyet紙)
2006年11月04日付 Hurriyet 紙
イズミルで生後17ヶ月のN.N.Bという名前の乳児が虐待されたというニュースに続いて、インターネット検索サイト、グーグルで行った調査では、深く考えさせられる結果が出た。グーグルでの「児童ポルノ」というタイトル検索でトルコが第1位となり、都市ごとの分類としてはイズミルとイスタンブル、アンカラが上位3位を占めた。
およそ1ヶ月半前、グーグルのクリック数から導かれた傾向をベースとし、トルコで児童ポルノが非常に危険な規模で広がっているのを記した記事がHurriyet紙に掲載された。その後1ヶ月半の間で、この逮捕劇が世論に上ったため、こうしたことは減少すると見込まれていたが正反対の結果となった。トルコは児童ポルノに関して現在、都市・地域・言語の分類において、第1位となっている。
AKP(公正発展党)のイスタンブル選出の国会議員ギュルセレン・トプズがN.N.Bの状況を調査する中で、児童ポルノに(関連するのではとの)疑いを口にしたことは、グーグルでの傾向(結果)をより重要なものとした。インターネットに「児童ポルノ」と入力してクリックした都市のリストでは、イズミル、イスタンブルとアンカラが上位3位を競っている。(これは「イズミルの人々が最も検索している」という意味にはならない。「グーグルでこの言葉を検索したイズミルのインターネット利用者の割合」を示す。)
■第1位となった
1ヶ月半前、トルコは地域ランキングで南アフリカとロシアに続いて第3位であったのに対し、現在はロシアをも抜いて第1位となったとみえる。言語分類では、前回のニュースでロシアに次ぐ第2位であったトルコだが、今はトップに立った状態である。
児童ポルノは、ヨーロッパの国々で最大の犯罪をなしており、この罪を犯した者は終身刑もしくは去勢刑に処されることになっている。
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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:3843 )