宗務庁長官、シドニーのモスク開所式に参加 (Yeni Safak紙)
2006年11月06日付 Yeni Safak 紙
様々な会談に出席するためオーストラリアのシドニーに滞在している宗務庁のアリ・バルダクオール長官は、シドニーのトルコ系住民によって建設されたボニーリッグ・モスクの開所式に出席した。
開所式は、ボニーリッグ・モスクの聖職者であるハサン・ギュレシェンさんが詠唱する聖典クルアーン(コーラン)で始まった。その開所式でスピーチを行ったバルダクオール長官は、次のように述べた。「宗務庁としてオーストラリアへの訪問が無いまま25年も経ってしまいました。このような長い時間がたってしまった原因はあなた方ではなく我々にあります。遅くなってしまいましたが、埋め合わせをすることができ大変うれしく光栄に思っております。」
■トルコとの共通点
バルダクオール長官は、オーストラリアとトルコの間にはかなり大きな共通点があると述べ、次のように続けた。「両国とも多文化国家であり、異なった文化や認識をもつ人々を平和に生活させることをあたかも共通の規律、伝統とすることに成功しています。そしてこのことを良い事例として世界に発信しています。我々はトルコでも、トルコ人が暮らすどんな場所でも、モスクが社会をまとめる場所であると考え、そしてここから世界にむけて平和のメッセージを届けたいと思っています。我々はこういうことに情熱をもっていますし、崇高なる我々の宗教を知り、そしてまた知らしめるために非常に意味のあることと考えています。」
ボニーリッグ・モスクの開所式にはニハト・エルシェン在シドニー総領事も出席した。一連の挨拶の後ボニーリッグ・モスクを見学したバルダクオール長官は、そこからオーバーン地区にあるゲリボル・モスクへと移動し午後の礼拝を行った。
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( 翻訳者:及川治香 )
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