鳥インフルエンザ未発生の町ではガチョウを処分しないで、と主婦ら訴え(Milliyet紙)
2006年01月19日付 Milliyet 紙

グルジア国境に位置するアルダハンの主婦たちは、「私たちに自由に使えるお金があるのもガチョウのおかげ」と話し、鳥インフルエンザの起こっていない地域ではガチョウを処分しないよう求めた。

アルダハンのチュルドゥル郡に住む主婦たちは、自分たちの収入の源であるガチョウの処分に反対した。主婦たちは、鳥インフルエンザが発生していない地域でガチョウを処分するのは間違いだと言い、「私たちの収入源を奪わないで」と訴えた。

チュルドゥルのアシュクシェンリッキ町に住むヘデイェ・クルッチさん(60)は4児の母。「繁殖用の2羽のガチョウを飼っている。その2羽から年に25~30羽のひなが生まれる。このひなを育てて売ると、1羽につき40~50リラの収入になる。このお金を、自分と家のために費やしている。夫には渡していない」と語った。
家計の大部分をガチョウを育てて得る収入で支えていると言うサアデット・ドンメズさん(45)も、「夫が障害者なので、家には働く者がいない。ガチョウを売って生計を立てている。ガチョウを奪われてしまったら、飢えて死んでしまう」と話した。

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( 翻訳者:佐藤 淳也 )
( 記事ID:1742 )