新年からお買い物は新トルコリラで ― 旧リラは無効に(Milliyet紙)
2005年12月31日付 Milliyet 紙
旧トルコリラが2006年1月1日以降無効となり、食料雑貨店やスーパーなどでも使用できなくなる。手元に残った旧トルコリラは中央銀行にて両替が出来る。一部の大手スーパーなどでは旧トルコリラの使用も当面可能だがつり銭には新トルコリラが渡される。
旧トルコリラの紙幣・硬貨が明日を以って無効となり、買い物などで使用されなくなる。一年前から発行されている新トルコリラのみが使用可能となり、手元にある旧トルコリラは農業銀行(Ziraat Bankası)や中央銀行(Merkez Bankası)で両替が出来る。
大手スーパーや百貨店、飲食店の大部分ではこういった新しい動きへの対応が行われ、旧トルコリラでの支払いは不可能となる。
■大手スーパー、ミグロスでは旧トルコリラの使用が可能
こういった中で大手スーパーでは旧トルコリラでの支払いもしばらく可能とする決定を下した。ただしつり銭には新トルコリラを使用するので、買い物をしながら手持ちの旧トルコリラを新トルコリラへ両替したことになる。
■文書には新トルコリラ単位で記載
多くの百貨店や飲食店が旧トルコリラを受け取らないとする中、ミグロスとタンサシュは顧客のために旧トルコリラの支払いを受け入れ、つり銭には新トルコリラを使用すると発表した。
ミグロスの担当者は同社が昨年の新トルコリラの導入に最も早く対応した企業の一つであると述べた。同社は2005年の始めに新トルコリラが導入された際にも、顧客へのつり銭には新トルコリラを使用していた。また大手他社スーパーは旧トルコリラでの支払いを受け入れないと発表したが、そのうちの数社は旧トルコリラの使用を可能とするよう何らかの動きを取ったと伝えた。
新トルコリラの「新」という表現は閣僚委員会が定める時期に削除され、再度トルコリラに戻る。明日以降、支払い請求書や領収書、契約書などその他全ての文書には新トルコリラでの記載のみが有効とされる。
■小切手も新トルコリラで
旧トルコリラを単位として記載された小切手や領収書、通貨もなくなる。2006年1月1日以降は新トルコリラのみで価格表示される。
中央銀行の会見で旧トルコリラの市場からの回収はほぼ完了したと発表された。「流通している新トルコリラ紙幣の全体に占める割合は2005年2月14日付けで50%に達し、4月末には80%、2005年12月23日付けでは95.39%に達した。満足のいくレベルで移行が行われたことがお分かりいただけるだろう。」と述べられた。
会見では硬貨の移行が紙幣に比べて遅れていることも明らかにされ、旧トルコリラ硬貨は合計で46.35%が市場から回収されたと発表された。
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( 翻訳者:永井 ひとみ )
( 記事ID:1624 )