シリア正教徒、トルコで4人目の府主教のためにマルディンに集まる (Milliyet紙)
2006年12月11日付 Milliyet 紙
昨日(10日)マルディンで行われた絢爛たる儀式によってトルコ国内の府主教は4人を数えた。メルキ・ユレキ氏は世界から集まった2500人のシリア正教徒の参加した儀式で叙任された。
マルディンのイディル県で聖職に就いていたシリア正教司祭のメルキ・ユレキ氏が、府主教の職にのぼり、アドゥヤマン(管区)に任じられることになり、昨日マルディン県のダイル・アッザファラーン修道院で絢爛たる儀式が執り行われた。
イスタンブル府主教のユスフ・チェティン氏、マルディン府のサリバ・オズメン氏、マルディン・ミディヤト府のサミュエル・アクタシュ氏に続き、ユレキ氏がトルコで4人目のシリア正教府主教になった。世界中の府主教数としては、これで27人を数えることとなった。儀式にはシリア正教会の指導者で在ダマスカスのザッカー・イワス総主教も参加した。
■聖歌に併せて・・・・
儀礼の前にシリアから来た民族音楽団が演奏を行い、聖歌を歌った。ダイル・アッザファラーン修道院での儀式にはマルディン県知事ケマル・クズカヤ、マルディン県選出議員無所属のスレイマン・ボリュンメズ、ディヤルバクル広域市市長オスマン・バイデミル、クズルテペ市長ジハン・シンヂャル、シリア正教会の指導者ザッカー・イワス総主教のほか、多くのトルコ国内のシリア正教徒が参加した。
また、国外からもアメリカ、イラク、シリア、ベルギー、スイス、スウェーデンなどの国々から2500人の信徒が集った。儀礼ではシリアの首都ダマスカスから届けられた40種類のスパイスの匂いによって、儀礼参加者達も聖別された。
約4時間に及んだ儀式は、若い女性達による聖歌と聖職者達による府主教職に関する話しからはじまった。メルキ・ユレキ氏は顔を隠して場の中央に連れてこられ、聖歌に併せて府主教の法衣を着せられた。そして、世界の国々から集まった12人の府主教の前で新しい位階をえた。府主教に叙任したのは指導者のザッカー・イワス氏であった。
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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:4099 )