イランにおける石油・天然ガス開発計画、ヨーロッパ企業の活動が拡大
2006年12月11日付 Hamshahri 紙
【経済部】イラン国外の情勢が変化している中、外国企業は、イラン石油開発計画における投資意欲を失っているという議論がある。しかし、イランにおけるシェル石油会社の責任者の一人であるファルロッフ・モストゥフィー氏は、「当社と他のヨーロッパ企業の一部は、依然として既存の開発計画に沿って活動しており、またイランの石油・ガス開発の新たな計画に興味を示している。」と強調している。
本紙取材によれば、テヘランのシェル社代理人モストゥフィー氏は、本紙記者に対し、次のように答えた。「現在、サウスパールスにおける液化天然ガス(LNG)開発計画の実施に目を向け、当社におけるサウスパールス開発計画向け事業計画策定に着手しており、当社に活動縮小の兆候は全くない。」
モストゥフィー氏は同時に、「当社の他に、フランスのトタール社が、イランにおける同社の新たな企業活動として液化天然ガス生産計画に着手している。この計画は、それ以前の活動とは全く別のものだ。」と強調した。彼はまた、シェル社の系列会社が他の開発計画に賛同する意向を示しているとも答えた。
この地域の既存または将来の開発計画を管理しているパールス石油・ガス会社のアクバル・トルカーン専務は、本紙記者のインタビューに対し、サウスパールス鉱区で実施中の計画は、通常の手続きで進められていると答え、「イランとのドル取引の禁止は、イランにおける外国資本の投資にとって全く障害とならない。」と述べた。
昨日、ロシアエネルギー省のマトロフ次官も、サウスパールスにおける液化天然ガス生産への投資に関して、ロシアガスプロム社の意向を伝えた。同次官は、「ガスプロム社は、イランにおけるガス探査プロジェクトへの賛同ばかりでなく、ガス生産プロジェクトへの投資も望んでいる。」と述べた。
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( 翻訳者:Fri3Class )
( 記事ID:4129 )