トルコに寒波到来、シベリア並みの寒さに(Milliyet紙)
2006年01月23日付 Milliyet 紙

 ロシアで数十名の死者を出した寒波がトルコに到来している。アールでは昨日気温が零下30℃にまで下がった。降雪と寒波はイスタンブルにまで達した。


 イスタンブルのムアッメル・ギュレル県知事は、今回の悪天候に対するさまざまな準備を行ったと話した。ギュレル県知事は、諸自治体職員のうち身体障害者職員に対し明日から3日間は特別休暇が認められることを明らかにした。イスタンブル広域市のカーディル・トプバシュ市長も、この降雪に対して、661台の車両と約3000人の職員を市内の209の要注意地点に配置したと述べた。イスタンブルのバフチェシェヒル大学とユルドゥズ工科大学は、2日間休校となった。


 全国的な寒波と降雪は、国民生活に悪影響を及ぼしている。降雪と寒波にみまわれている東部アナトリア地方のアールでは、夜間に最低気温零下30℃が観測された。積雪はアールで65cm、カルスで32cm、アルダハンで30cm、エルズルムで9cm、ウードゥルでも7cmに達した。東部アナトリア地方ならびに黒海地方で数十の村が孤立し、多くの地域が停電している。


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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:1765 )