婚姻資金の融資を受けたのは申請者の20%のみ ハムシャフリー紙
2006年12月03日付 Hamshahri 紙
2006年12月3日付け ハムシャフリー紙
【経済部】レザー友愛基金のセイエド・ホセイン・シャビーリー理事は、同基金の活動が始まって6ヶ月の間に26万4682人が婚姻資金の貸付を受ける登録をしており、20万5855人が貸付を受けるために銀行に紹介されているということに言及しつつ、以下のように述べた。「行政の問題や一部関連銀行との調整がうまくいかなかったことが原因で、銀行に紹介された人のうち、たったの20%の人しか結婚資金の貸付を受けることができていない。」
セイエド・ホセイン・シャビーリー氏は、来年から開始されるレザー友愛基金による住居手当支給計画の検討について伝え、さらに、雇用及び事業創出に便宜を図るために、基金の今年の拠出額は7百億トマーン(約89億4千万円)になると語り、以下のように述べた。「事業創出という部分では、2万5000人分の雇用創出が可能な計画に対し、今年、約17208件の貸付が行われている。」
同氏は、国内の村落に対する今年の拠出額が、1千億トマーン(約127億円)であると述べ、無利子の預金口座(ガルゾルハサネ)への預金額を増やすための基金と銀行の調整計画について伝えた。さらに、「この計画を発表した後、メッリー銀行では2億6千万トマーン分の無利子口座が新たに開設された。」と語った。
シャビーリー氏は、レザー友愛基金の州と町ごとの事務所設立について触れ、「今までに、町の事務所の70%が、独立した場所で業務を開始しており、20%がその他の役所内で活動に取り組んでいる。」と述べた。
さらに、婚姻資金貸付の支払い期間は最高で2ヶ月、就業のための貸付は最高で1ヶ月だと述べた。また、生活必需品の補助は3百万トマーン(約38万円)から5百万トマーン(約63万9千円)に増加していることに触れ、「結婚しようとする者は、事務所に出向くことなく、書類をインターネットで送ると基金から貸付の紹介状などが彼らに送られる。」と語った。
現地の新聞はこちらから
( 翻訳者:齋藤 あかね )
( 記事ID:4056 )