バグダッドのトルコ大使館で三等書記官、負傷 -流れ弾が腰に命中(Milliyet紙)
2006年12月05日付 Milliyet 紙

バグダッドにあるトルコ大使館勤務のオズジャン・シャーヒン三等書記官が、土曜日(2日)大使館の庭で銃弾を腰にうけ負傷したことが明らかになった。アンカラで手術を受け退院する同書記官の健康状態は良好と発表された。

外務省筋によれば、シャーヒン書記官は土曜日の16:00頃、(大使館の)庭でスポーツをしていたところ、発砲された銃弾によって腰を負傷し、この発砲は直接トルコ大使館をターゲットにしたものではない事が明らかにされた。

同省の発表によると、シャーヒン書記官はバグダッドですぐに病院に運ばれた。検査の結果、腰の右側そして腎臓の線上から入り込んだ弾丸は、内臓、脊髄や骨を傷つけず10cm体内に食い込み、腰の右側で止まっていたことが明らかにされた。

■ 「イラクでは弾丸を取り出せない」

外務省は、バグダッドの現在医療状況では当該弾丸を摘出するのは不可能であるとの病院関係者の話を受けて、シャーヒン書記官をアンカラへ搬送することを決定した。

同書記官は空軍が差し向けたCASA型軍用傷病者輸送機で昨日(4日)アンカラに到着し、保健省が手配した救急車でアタテュルク教育研究病院へ運ばれた。

外務省の発表では、手術後のシャーヒン書記官の健康状態は良好であり、退院の準備も始められたとし、首相府緊急対策部、保健省、統合参謀本部や空軍司令部に感謝の言葉が述べられた。

■ 発表では詳細を語らず

しかし発表では、弾丸が「どこから(どこに)向けられ」シャーヒンに命中したのか、大使館の中での偶発事故であったのか否かという事に関する詳細は語られず、その点が注意を引いた。

バグダッドのトルコ大使館は以前にも爆弾を使った自爆攻撃のターゲットにされたことがある。



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( 翻訳者:新井仁美 )
( 記事ID:4062 )