シリアで初の米国系ファーストフード店開店(アル・ナハール紙)
2006年01月24日付 Al-Nahar 紙
■ シリアで初の米国系ファーストフード店開店
2006年1月24日付アル=ナハール紙(レバノン)HPアラブ・国際面
【AFP】
「ケンタッキーフライドチキン」の1号店がダマスカスで今月オープンした。これはシリアで初めての米国系ファーストフードチェーン店となる。
この「KFC」の代表者はクウェート人実業家ナースィル・アル=フラーフィーである。彼はシリアで莫大な投資を行っており、現在アレッポで建設中の「シェラトン」ホテルも手がけている。
フライドチキンにフライドポテトと炭酸飲料が付いた標準的なセットの値段は約5ドル(250シリアポンド)、ちなみに公共部門の平均的な賃金は150ドル(7500シリアポンド)である。
ラーミヤー・ハッダード(23才)は、この米国系の店で食事をすることに「抵抗はない」と語ったが、「今は近隣諸国で鳥インフルエンザが発生しているから、ここで食事をする気にはなれない」と付け加えた。
この数ヶ月間、シリアに生産工場をもつ「ペプシ・コーラ」社や、現在フランス在住のアブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領の子息が代表を務めていた「コカ・コーラ」社など、その他の米国系企業もシリア国内での活動を活発にしている。
そして最近、これまで国内繊維産業の保護のために法律で禁じられてきた衣料品の外国からの輸入が解禁された。なおシリアは2004年5月以来、中東地域における政策を理由にアメリカの経済制裁を受けている。
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( 翻訳者:「南・西アジア地域言語論(アラブ・メディア翻訳)」1月27日 )
( 記事ID:1797 )