新年特別宝くじ、1等2000万新トルコリラ(17億4千万円相当)は誰の手に(Hurriyet紙)
2006年01月02日付 Milliyet 紙
国民宝くじで、2000万新トルコリラという高額賞金を見事射止めた4枚の宝くじが、それぞれサカリヤ、イスタンブル、アンカラ、テキルダーのチョルル郡で販売されたことが明らかになった。しかし当選者はやはり名乗り出なかった。
国民宝くじによる新年特別抽選において、2000万新トルコリラという高額賞金が当たった4枚の宝くじのうちの1枚が、サカリヤ地域管理局から地域の売店に提供されたものであることが明らかになると、町は大騒ぎになった。国民宝くじ管理局サカリヤ支部長のイブラヒム・アヌルは、当選した「2138345」という番号の宝くじがアダパザル支部で販売されたと述べた。当選くじは同支部の第一次販売分の中に含まれていたと話すアヌル氏は、次のように続けた。
「当選くじは昨年12月24日に、ドゥズジェの宝くじ街頭販売員であるオクタイ・バッカロールに配られた。そのくじがサカリヤとドゥズジェのどちらで販売されたかは分からない。分かっているのは彼が(当選くじを売った)14030049という許可番号を持つ販売員だということだけである」。
当のオクタイ・バッカロールは、当選くじを誰に売ったか覚えていないと言う。わずか4枚だけの的中で2000万新トルコリラの当たった幸運の持ち主のことが気になると述べたバッカロール氏は「誰もが当選者が誰なのか興味を持っている。当たった人の幸運を祈る。我々みんなのことも忘れないでほしい」と話した。
■チョルルでは関心の的
2000万新トルコリラという高額賞金を射止めた宝くじの残りの3枚は、イスタンブル、アンカラ、そしてテキルダーのチョルル郡で販売された。チョルルでは億万長者として新年を迎えた幸運の持ち主が誰かということが大きな話題になった。国民宝くじ管理局の支部のあいチョルルにおいて宝くじを分配した農業銀行は、当選くじをどの販売店に送ったかの割り出しに努めている。チョルルでは銀行員をはじめあらゆる人々が、当選者が誰か判ることを今か今かと心待ちにしている。
その一方で、チョルルの当選くじはオムルタク通りで宝くじの移動販売をするバイラム・ミュステジポール氏によって売られたことが分かった。昨年も売った宝くじの中に100万新トルコリラの当たりくじがあったというミュステジポール氏は、「当たりくじは、私の売ったくじから出ている。チョルルで一番賑やかな通りで売っている。当選くじを買った人は私にアパートを1部屋買ってくれるだけで十分、それ以上は望まないよ。なぜなら今1万新トルコリラの借金を抱えているからね」と話した。
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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:1632 )