ウルソイ新会長、スイス戦制裁処分議論のためFIFAブラッター会長訪問(Milliyet紙)
2006年01月30日付 Milliyet 紙

トルコサッカー協会のハルク・ウルソイ会長と欧州サッカー連盟(UEFA)のシェネス・エルズィク副会長は、水曜日に国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長とスイスのチューリッヒで会談し、スイス戦での事件について話し合う。

3度目の協会長に就任した後、取り組むべき優先事項の筆頭にスイス戦での事件を挙げたウルソイ会長が、水曜日にチューリッヒでFIFAのブラッター会長と会談する予定であることが明らかになった。先週ブラッター氏に面会を求めたウルソイ会長は、UEFAのエルズィク副会長とともにスイスを訪れて会談し、同日中にイスタンブルに戻る予定だと語った。

■裁定は2月8日に
トルコサッカー協会長の交代をFIFAが非常に前向きに評価したことが注目される一方で、ウルソイ氏とエルズィク氏が、ブラッター氏により事件の処罰が発表される1週間前に同氏と行う緊急会談が非常に重要な意味を持つことが伝えられた。懲罰委員会は、2月6、7日に行う2度の審議を経て、8日に裁定を発表する見込み。その審議の前にトルコからチューリッヒを訪れる代表団は、懲罰委員会に対し情報と文書を提供する。
一方で、FIFAが事件に関連してレベント・ブチャクジュ(前会長)体制のトルコサッカー協会の一部委員の責任を追及する一方、新体制に対しては極めて友好的であることも、処罰の軽減に向けて差し込んだ一筋の希望の光であると言われる。

■会議は延期
会談の求めに対しブラッター氏から前向きな返答が得られたことから、サッカー協会が水曜日にイスタンブルで開く予定だった会議が延期されたことも判明した。会議は金曜日に開かれる可能性が高いという。
一方、ウルソイ会長は昨日イスタンブルで新たに任命された中央審判委員会と監視員・代理人委員会の会長とメンバーを承認した。中央審判委員会のムスタファ・チュルジュ会長と同委員会を激励したウルソイ氏は、「あなたたちを信頼している。誤審なしとは言わないが、できるだけ誤審の少ないシーズンとなるようお願いしたい。私に恥をかかせないでほしい」とあいさつした。また監視員・代理人委員会のヒルミ・オク会長に対しても、特に監視員の教育を厳格に行い、審判の評価を客観的に行うよう求めたことが分かった。

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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:1810 )