石油省傘下主要4社の執行部が刷新 ハムシャフリー紙
2006年01月04日付 Hamshahri 紙

2006年1月4日付ハムシャフリー紙

【経済部】石油相としてセイエド・カーゼム・ヴァズィーリー=ハーマーネ氏が、国会の信任投票で信任・任命されたことで、閣僚人事が数ヶ月遅れで完了、石油省を支配していた方向喪失感に終止符が打たれ、石油行政も通常の状態へと回復した。

 本紙記者によると、石油相代行を務めていたヴァズィーリー=ハーマーネ氏が石油相に任命されてから約3週間が経過し、石油省傘下主要4社の執行部に入れ替えが行われたことは、石油産業に何らかの動きや投資がある可能性を国内経済全体に対して予兆させるものであるという。

 それによれば、昨日セイエド・カーゼム・ヴァズィーリー=ハーマーネ石油相から個別に発出された辞令により、NIOC(イラン国営石油会社)と国営石油化学会社、石油精製加工製品流通会社、国営天然ガス会社4社の新執行部が任命された。

 辞令によると、中央部石油会社の前代表取締役で、国の石油産業で豊富な経験を有する責任者として活躍してきたゴラーム・ホセイン・ノウザリー氏が、NIOCの代表取締役に、またNIOC前代表取締役のセイエド・マフディー・ミールモエッズィー氏は、石油相石油担当顧問に任命された。

 他の辞令では、国営石油化学会社のモハンマド・レザー・ネエマトザーデ前代表取締役が、国営石油精製加工製品流通会社の代表取締役に、石油部門の経験豊かな責任者として活躍してきたアリー・アスガル・エブラーヒーミー=アスル氏が、前者の後任として、国営石油化学会社代表取締役に就任した。さらに、国営石油技術建設会社のモハンマド・レザー・ケサーイーザーデ前理事が、国営天然ガス会社代表取締役に任命された。

 ヴァズィーリー=ハーマーネ石油相は、これらの辞令において、上記4社の責任者を務めたセイエド・マフディー・ミールモエッズィー氏、モハンマドレザー・ネエマトザーデ氏、モハンマド・マラーキー氏、モハンマド・アーガーイー氏ら4名に対し、感謝の意を述べた。

 ヴァズィーリー=ハーマーネ石油相はまた、別の指示の中で、石油省カスピ海石油・天然ガス担当次官の国際担当次官への合併と、ハーディー・ネジャード=ホセイニヤーン氏の留任を発表、辞職したアサドッラー・サーレヒー・フォルーズ元カスピ海担当次官に謝辞を述べた。

 昨日同様に、、マフディー・アサリー氏の後任として、ザーレ氏が石油省エネルギー研究センターに任命する旨の辞令が発出され、アサリー氏の功労に対して感謝の意が伝えられた。

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( 翻訳者:柴田愛子 )
( 記事ID:1640 )