アージャ服役囚の刑期、21年8カ月に ― 再審で14年短縮(Hürriyet紙)
2006年02月11日付 Hurriyet 紙

アブディ・イペックチの殺害の犯人であるアリ・アージャが、以前に懲役36年を求刑された2つの強盗罪が、新トルコ刑法によって再び審理された。法廷は、アージャに有利な判決を採用して21年8カ月の懲役刑を下した。

メフメト・アリ・アージャが2件の強盗罪により以前に36年の懲役刑へ処された判決は、新しいトルコ刑法の被告に有利な判決という観点から再審理された結果、21年8カ月の懲役刑が宣告された。

■私は無罪
カドゥキョイ第1重罪裁判所において、裁判審理での弁論を問われたアージャは、以前の弁論を繰り返したことを明らかにし、「私は罪を認めない。26年間刑務所で試練を受けており、これに付け加えられる罪は何もない。私はメディアのテロ攻撃の犠牲になっている」と述べた。

新トルコ刑法が被告に有利に働くと述べたドアン・カプタン検事は、刑の確定のため再び審理を伴う裁判が開かれると説明した。カプタン検事は、被告に第4616条の条件付釈放ならびに裁判と刑罰の延期に関する法の適用を求めたことに言及した。アブディ・イペックチが殺された事件によって処された死刑が、終身刑に変更されたことを明らかにした。こうした形で前述の罪が他の罪とともに審議されうる状況になったことを述べたカプタン検事は、被告人に第3713条のテロ対策法の第1-a臨時条項が適用されれば、10年以上の(懲役)刑が執行される見通しを示した。

最高裁判所第一刑事法廷のこの件に関する2006年1月20日の決定において、被告が第4616条の適用による減刑措置を二度にわたって利用することはできない(ことが示されたと)述べるカプタン検事は、減刑要求が拒否されることを望んだ。

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( 翻訳者:藤巻 晋也 )
( 記事ID:1880 )