PKKテロリスト・オジャランのトルコ送還から7年、南東部は静かな一日(Milliyet紙)
2006年02月16日付 Milliyet 紙
テロリスト、アブドゥッラー・オジャランのトルコへの送還から7年目の15日、活動拠点のアナトリア南東部では、いくつかの県で“喪に服す”店がシャッターを下ろしたものの、全体的に状況は静かだった。
・ディヤルバクル:PKKの幹部たちが何日にもわたってロジTVで行った「皆、喪に服せ」という呼びかけは効果がなかった。市民が日常生活を送る中、わずかに一つ二つの場所で装甲車が待機した。
・ハッキャーリ:パン屋2カ所と薬局1カ所を除いて、すべての店や事務所のシャッターが下ろされた。パトカーからのアナウンスも効果がなかった。ユクセコヴァ、シェムディンリ、チュクルジャの各郡では、店が開かれたことが明らかになった。
・スィイルト:一つのデモ隊がエヴレン地区で集まり、警察署に投石した。デモ隊の投石に対し、警察も石を投げて応酬した。機動隊員が出動すると、デモ隊のメンバーはあちこちに逃げた。
・バトゥマン:(親クルドの)民主市民党の郡本部の建物と、中心街のいくつかの店や事務所ではシャッターが下ろされたままだった。周辺で警戒していた警察は、閉まった店を確認した。ペトロル地域でも、朝に許可なくデモを行っていた集団がいたが、警察は干渉しなかった。
・シャンルウルファ:民主市民党の建物の前に集まったあるグループは、オジャランを支持するスローガンを掲げ、カラコユンビジネスセンターに向かって行進した。デモ隊員と警察との間でにらみ合いがあった。短時間座り込みデモを行ったグループは、特に事件もなく解散した。
・アール:ドウバヤズット郡では薬局も含め、店は開かなかった。
・アダナ:PKKの支持者たちが、小売店の店主が店を開けるのを妨害した。
・メルスィン:大部分が子どもたちから成るグループが、チフッチ地区でオジャランを支持するスローガンを掲げた。デモ隊員は警察が介入したことで解散した。
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( 翻訳者:佐藤 淳也 )
( 記事ID:1904 )