イスタンブルにおいて、「ブルドーザー作戦」という名前の付いた警察の検挙作戦が13日間に渡って続けられ、2526人が逮捕され、1636件の犯罪が明るみに出た。警察署の庭に作られたテントには押収物が並べられ、作戦名の元となった工作機械（ブルドーザー）に関心が集まった。警察支署のジェラレッティン・ジェッラーフ署長と共に記者会見を開いたイスタンブル県のムアッメル・ギュレル知事は、2月2日から15日の間に対人で961件、対物で675件の犯罪が明るみになったと述べた。

■犯罪の内訳
　ギュレル知事が挙げた犯罪の種類は以下の通りである。
　住居からの窃盗63件、商店・オフィスからの窃盗102件、自動車の盗難70件、ひったくり11件、すり、強盗、詐欺、盗難物の売買が多数、殺人24件、傷害131件、子供の誘拐3件、賄賂2件、人身売買1件、暴行、誘拐、恐喝、売春の斡旋仲介、賭博および賭博の開帳、銃砲法違反、住宅地での発砲が多数。

■押収物にブルドーザー
　逮捕された容疑者からの押収物、あるいは捜索で押収された多くの物品は、警察支署の庭に作られたテントでメディアに公開された。最も関心を呼んだのは、作戦名の元となったブルドーザーだった。
　ウマルニイェの建設現場で使用されていたこの工作機械はトレーラーで持ち運ばれようとしていたが、私服警官によって押さえられ、5名が逮捕された。容疑者は、工作機械をレンタルするために、アナトリア側に運ぼうとしていたと供述した。

■押収物一覧
拳銃168丁
自動拳銃35丁
猟銃3丁
カラシニコフ銃1丁
弾丸1814発
拳銃のマガジン6本
刃物類59本
自動車41台
麻薬4440グラム
麻薬の錠剤1394錠
携帯電話71台
偽造書類43通
カメラ22台
トランシーバー8台
ビデオカメラ6台
プラズマ・テレビ1台
液晶モニター3台
ラップトップ・パソコン9台
プロジェクター1台
オーディオ・セット2台
スピーカー8台
アンプ1台
DVDプレーヤー1台
盗難されたパソコン多数と予備の部品
偽造紙幣
盗難された時計
キャッシュカード
窃盗に使う道具

Tweet

現地の新聞はこちらから

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:高田利彦 ）
（ 記事ID:1938 )