ハサン・バヤーディー:「アーバードギャラーンは政府がつくったものではない」 シャルグ紙
2006年02月18日付 Sharq 紙

2006年2月18日付シャルグ紙6面

 アーバードギャラーン連合の正式な政党としての結成の動きに対して、数週間前、直接的・間接的な形で、「伝統的原理主義者」の側から批判が惹起されたが、そのような中で「青年アーバードギャラーン」党創設者委員会のメンバーの一人ハサン・バヤーディーは昨日、ISNA(イラン学生通信)とのインタビューの中で、同政党の形成の経緯について説明を行った。さらに同氏は、同政党が「政府によって作られた」党であるとの批判に対しても回答を行った。

■ 「青年アーバードギャラーン」は政府が作り出した政党ではない

 ここ数週間、一部の専門家らは、1384年(西暦2005年)の大統領選でのアフマディーネジャード勝利後の「青年アーバードギャラーン協会」の結成と、1376年(1997年)のセイエド・モハンマド・ハータミーの大統領就任後の「イラン・イスラーム参加戦線」の結成とを比較する分析を行っている。このような分析に対し、ハサン・バヤーディー氏は、次のように語っている。「青年アーバードギャラーンは、自然発生的な運動であり、政府によって作られたものではない。青年アーバードギャラーン協会は、「ティール月3日(西暦6月24日)の勝利」〔アフマディーネジャード氏の勝利に終わった2005年の大統領選第二回投票が行われた日〕から生まれた潮流の一部であると言えよう。アフマディーネジャード氏の大統領選出自体、そのめでたき潮流から発せられた閃光に他ならない」。

 ISNAとのインタビューの中で同氏はまた、「革命の第一世代の若者らが経験したのと同様の自信に満ちあふれた時代が、今日の我らが若者たちによって到来した。バスィージ〔「義勇兵」の意〕の思想と最高指導者の監督による導きによって、革命新世代は自らの能力を証明すべく、前進することが可能なのだ。このような若者たちによる活動の波が、内的境界を横断し、特にムスリム同胞団が活動するエジプトや、ヒズボッラーが活動するレバノン南部、ハマースが勝利を収めたパレスチナなどの地域で興隆しつつあるのを、われわれは今日目にしているのである」と語った

(後略)

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( 翻訳者:柴田愛子 )
( 記事ID:1939 )